ふるさとは栗山です。~ふるさと教育~

だいぶご無沙汰しております。久々にブログを書いている、でおなじみの石井です。

 

 

 

先日、栗山町ふるさと教育交流会~子どもに繋がる地域のチカラ~というイベントが町内で開催されました。このイベントは年1回開催される、栗山町が推進しているふるさと教育の活動の事例などを発表するフォーラムのようなものです。会場は、雨煙別小学校 コカ・コーラ環境ハウスです。平日の夜にもかかわらず、100名近くの方が参加されていました。

今年は、

①栗山小学校6年生の取り組み~ふるさと栗山を知ろう・広めよう~

②北海道介護福祉学校:少子高齢社会における介護福祉学校の役割~専門職を養成する地域として~

③なるほど栗山学:小林酒造~栗山との出会いと未来~

の3本立てでした。

 

 

 

参加した結論から申し上げますと、栗山はアツい!子どものうちから地元について学べる機会があって素晴らしい!という事です。まず、栗山小学校(以下、栗小)の事例は、総合的な学習としてふるさと栗山を学ぶという取り組みについてです。子どもたちは、栗山で活躍する農業、自然、福祉、産業のスペシャリストの方たちの話を聞いたり、町の歴史を学んだり、田植え稲刈り体験をしたりと幅広い方向から栗山について学んでいました。また、先日栗小で行われた6年生考案のコロッケ販売では、町内の北海道三富屋さんとコラボを行い、事前告知からテレビ局や新聞各社への取材交渉、シフトの作成まで全て自分たちで行ったというから驚きです。

 

 

コロッケ販売の様子。

このコロッケ、町の特産物を学んだ子どもたちがレシピを考案し、販売も行いました。9時からの販売でしたが、2時間足らずで用意した約1,000個のコロッケが完売したという事です。販売まで自分たちで行ったことで、キャリア教育の面でも素晴らしい効果があると担任の先生がおっしゃっていました。

 

 

 

この総合的な学習を通じて子どもたちからは、「栗山の歴史を今度は自分たちが語り継がなければいけないと思った」「改めて自分の住んでいる町を大切にしようと思った」「もっと地域の人と繋がりを持って学びたい」という意見が出たようです。すごい!

 

 

 

先生からは、「この学習を通じて、栗山の人の温かさを再認識できた」「ふるさとを誇りに思う心、地域への感謝の心、将来を見つめる心が子どもたちの中に生まれた」「学校と地域が一体となって教育をすることの意義は大きいが、学校と地域を繋ぐ役割やシステム、きっかけが必要」「栗山に赴任して7年目だが、栗山に永住したいと思っている」といった意見が出されました。

 

 

介護福祉学校の発表は、現代社会における学校の役割と学校祭の取り組みとフィンランド留学の報告についてでした。

 

 

 

介護福祉学校は、介護福祉士を養成する公立の専門学校です。開校以来就職率100%、求人倍率が道内だけで32倍、全国からの求人を含めるとなんと約100倍という恐ろしい数字を持っている学校です。もちろん、数字だけではなく、道内でたくさん活躍されている卒業生のネットワークや、大学への編入や関連資格取得の支援、福祉先進国フィンランドへの交換留学(渡航費用はほぼ町が負担)などなど素晴らしい学習環境が整っています。

 

 

個人的には、もっともっと人気が出るべき学校だと思っています!これからの社会、介護業界は絶対的な人手不足が予想されています。今、介護施設は5K(きれい、かっこいい、給料が高い、健康になる、感謝される)として注目されています。今後も、微力ながら介護福祉学校を応援していきたいと思います。

③の「なるほど栗山学」では、来年140周年を迎える小林酒造の小林専務から栗山とお酒の関係のお話ということでした。が、主に菌の話でした。菌は素晴らしい!腸内細菌はすごい!菌がいなければ日本酒は作れない!とものすごい熱量で語っていました。あのアツい話を聞いたら、誰しも小林酒造の日本酒を飲みたくなったことでしょう。

 

 

 

アツい話を聞いていなくても小林酒造のお酒が飲みたくなった方は、小林酒造のオンラインショップの他に、栗山町のふるさと納税の返礼品として受け取るという方法もありますよ。


栗山町では、本ブログで紹介したふるさと教育の分野にも皆様から頂いた寄附を活用しています。今後も、子どもたちの教育をはじめ町のために寄附金を有効に活用して参ります。

紅葉もそろそろ見納め、秋の色から冬の色へと移ろいでいきます。

文責:吟醸よりも大吟醸よりも普通の純米が好きな石井