このブログは北海道栗山町地域おこし協力隊隊員石井翔馬が栗山町のグルメを孤独に食べ歩くというものである。
私の名前は石井翔馬。
北海道栗山町地域おこし協力隊でふるさと納税を担当している。
趣味は料理、乗馬、特撮鑑賞。
毎日栗山町で快適に過ごしているが、1つ悩みがある…
それは…
「友達がいない」
今日も私は孤独だ。
栗山町に移住して1年以上になるが、最近気づいたことがある。
栗山町って町の規模に対してラーメン屋さんが多くないか?
ラーメン屋さんというかラーメンを提供している店が多くないか?
私の知る限り町内に20店舗近くある気がする。
そんなラーメン大好き栗山町民がこよなく愛するラーメン屋がここだ。
龍覚(りゅうかく)
今日は朝から何も食べてない。
ガツンと食べたいところだ。
ラーメンと…餃子と…ライス…
今はそれ以外考えられない。
おお。店内広い。
カウンター席にテーブル席、奥に小上がりもある。
ふー。
落ち着く店内だ。
さて、メニューはどうなっているかな。
ふむふむ。
シンプルな中にもオリジナリティが光るな。
…スパイシー?…気になるな。
しかし、実は私もう決めているのだ。
町の人が「龍覚のキムチラーメンなまら美味いっしょ」と言っていたのだ。
それをこっそり聞いていたのだ。
これしかない。
キムチラーメンに餃子とライスお願いします!
「お待ちどうさま~」
「ありがとうござ…しゃ…社長!」
ラーメンを運んでくれたこの人は、この龍覚を経営している栗山町の製麺会社『たがみ製麺』の田上社長ではないか!
きょ…恐縮です!
ラーメンに餃子とライス…
ラーメンに餃子とライスが並んでいる。
世の中にこれ以上に幸せな光景はあるだろうか?いや、ない。
こちらの画像をご覧いただきたい。
濃厚な味噌にキムチ…
最高。
美味いに決まっているじゃないか。
ラーメン中央に盛られたキムチ。
そして、ネギ、チャーシュー、メンマに卵。
ラーメン界の黄金カルテット。
頂きます。
まずはスープからだ。
コクのある味噌にキムチの辛みと旨味が相まってたまらない。
深みのある旨辛。とまらない。
続いて、麺だ。
ツルツルで舌触りが心地良い。
濃厚旨辛スープが麺に絡み絶妙。
そして、この喉越しの滑らかさはなんだ。
ラーメンばかりに現を抜かしてられない。
焼きたての餃子がさらに食欲をそそる。
小ぶりな一口サイズ。
タレは酢が多めの配合が石井流だ。
肉汁たっぷり。こちらも美味い。
あっという間に完食。
ふー美味かった!
せっかくだから社長にお話しを聞いてみよう。
石井:ご馳走様でした!とても美味しかったです。龍覚さんは創業どれくらいなんですか?
田上社長:龍覚の店舗は平成5年からで、製麺業は昭和24年からやっているんですよ。
石井:昭和24年?!めちゃくちゃ老舗なんですね!社長で何代目なんですか?
田上社長:三代目です。創業当時は戦後間もなくて、農家さんが持ってきた小麦を元にうどんを製麺して渡していたそうですよ。
石井:へー!長い歴史があるのですね。話変わりますけど、あっちの窓の向こう側『くりやま公園』ですよね?
田上社長:いいところに目をつけてくれましたね(笑)その通りです!店には公園側からも入れるんですよ。
田上社長:店を新しくするときにこだわったところです。子連れのお客様に優しいラーメン屋を目指しました。
石井:子連れ?ファミリーとかママさん達ですか?
田上社長:はい。私自身の子供が小さい頃お店選びが大変だったんですよ。だから気兼ねなく入れる店にしたかったんです。なので公園側に入り口も作り、子供が歩いても大丈夫なように小上がりも作りました。
石井:素晴らしいです!すぐ目の前の公園で遊んで、お腹が空いたら美味しいラーメンを食べに行く。最高ですね(笑)
田上社長:おむつ変えるようのベッドもトイレに用意してますしね。そんな風に過ごしてもらえたら嬉しいです。
田上社長:龍覚の麺が家庭で楽しめるセットもございます。今はふるさと納税の返礼品になってますのでよろしければ是非。
石井:5000円の寄付で8食入り?!これはすごいですね!友達にすすめてみます!
…友達なんて…いないのだけど…
孤独だ。
※本ブログはフィクションであり石井隊員にはちゃんとお友達がいます。
龍覚(りゅうかく)
営業時間:火-日 11:00-20:00(Lo19:45)
定休日:月曜日
電話番号:0123-72-5000
住所:北海道夕張郡栗山町桜丘2-38