栗山町でお土産を購入した際の包装がもたらす二次作用の提案

今回はこのデザインに関するお話しです。

先月、栗山町で開催された「くりやま ものづくり サマースクール」に参加致しました。

栗山 DIY

私が参加したワークショップの趣旨としては町の課題をものづくりで解決しようというもの。

 

行程としては、町内のいくつかのスポットを巡り、町内の事業者さんと会話し、町の課題を見つけ、会場に持ち帰り、解決するためのデザインや製品を作成するといった感じ。

 

町の事業者さんとの会話の中で私が課題として感じたのが情報発信の弱さなのであります。

情報発信とひとくくりに言っても色々あると思うのだけど、私が特に感じたのが『口コミのちから』であります。

 

栗山の美味しい野菜や日本酒、トマトジュース、お菓子をもらったとしても「あー美味しかった」で終わってしまっているのではないのかと。

SNSで「これ美味しかったー!」と発信したり、友達と話ししているときに「そーいえばこのまえ食べたさー」と思わず喋っちゃったり、していないんじゃないかと、思ったわけです。

 

まあ、根拠はありませんが。

そこで私は考えました。お土産をもらった人が思わず誰かに喋りたくなるには、どうしたもんだろうか?

栗山の野菜は美味しい。

栗山の日本酒は美味しい。

これは間違いない。誰に何を言われようとも私はそう思う。

質は良いのだから、あとはちょっと背中を押してあげればみんな大声で拡散してくれるんじゃなかろうか。

 

どうやって背中を押そうか?

 

パッケージって手もあるかもしれん!

どうでしょうか?

もらったお土産のパッケージ(包装紙や箱や袋)に、

ちょっとしたユーモアがあったら、

ちょっと2度見したくなるものがあったら、

思わず「なにこれ?」って言っちゃうものがあったら。

 

そう思って閃いたデザインが冒頭のこれです。

kuriyamazon

「クリヤマゾン」です。

 

言わずと知れたスーパー巨大通販サイトのロゴデザインのパロディです。

「i」の点の部分が栗に、矢印の先が蝶(オオムラサキ)になっています。

 

日本人がパロディデザイン好きなのは空港のお土産物屋を見ればあきらかですよね。

kuma
niku
ajides

とかね。好みもあると思いますけどね。

私はこの手のもの嫌いじゃないんですよ。友達からもらったらばかばかしくて笑っちゃいますね。

 

この「kuriyamazon」があしらってある包装ってどうでしょうか?

「なにこれ?」って思いませんか?

私この「なにこれ?」が大事だと思うんです。

 

例えば、

クリヤマゾン

こんな段ボール一杯に栗山の野菜が詰まって届いたらどうです?

普通に「あら、Amazonから何か届いたわねー」なんて受け取った後、2度見しちゃいませんかね?

 

例えば、

クリヤマゾン

これは、日本酒ホルダーなわけです。

手提げになっていて持ちやすいのです。

なんかこれから日本酒取り出されたらばかばかしくて笑っちゃいません?

 

例えば、

kuriyamazon

これ、ちょっとわかりにくいですけど、メロン専用箱なんです。

くり抜かれた北海道の部分からメロンが覗いてるわけです。

これは道外向けに考えています。

 

北海道のお土産だよーってこんなの渡されたら

思わず写真撮ってフェイスブックに投稿でしょーがよ!

私ならそうします。

 

ちなみにこれらの箱はワークショップに参加した女子大生が作ってくれたのですよ。いい子ですね。幸あれ。

 

他にも、

kuriyamazon
kuriyamazonコースター
kuriyamazon
kuriyamazonスマホ立て

 

こんな関連商品も展開させられるじゃないですか。

実際、私役場の机にこのスマホ立て置いて毎日使ってますよ。超お気に入りです。

 

せっかく作ったんだしこのデザインなんとか活かしたいんですよね。

町のすべての特産品の包装にこのロゴをいれるだけで今よりも拡散されること間違いなしですよ。

 

みなさんのお手元にkuriyamazon印の特産品が届く日が来る!…かも知れません。

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コメント: 1
  • #1

    大槻 敦 (木曜日, 08 9月 2016 18:53)

    とにかく、スピードがエネルギーの源泉と思います。段取り付けてやってしまいましょう。